鉄格子のお店

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2009年08月25日 07:00

こんな書き方をすると、人によっては異議あり!という人もいると思いますが、

敢えて書きます。



途上国などに行くと、やっぱり治安が悪いせいか?鉄格子で囲われた日用雑貨店が

あります。商店ともいいますが、やっぱり犯罪に巻き込まれることを懸念して、

鉄格子スタイルを取るのです。



僕ら日本人がそれを見るとなんだかとても物々しい感じがしてびっくりしますが、

それも生きるための手段なんですね。



途上国で。と書きましたが、アメリカのロングビーチでそんなお店を見た時は

これまた既成概念を打ち砕かれました。

途上国でというより、経済的な格差をヒドく、国全体の治安が保たれていないと

鉄格子スタイルになるのです。

僕の辞典に刻まれました。





by *_Mel's Photos_*"Supermarket Shopping in Tonga"on Flickr's CC




実際にそういうお店で買い物をされたことのある方は、それを感じたことがあると

思うのですが、店員さんがやっぱり愛嬌よくないわけです。それりゃそうです。

相手はもしかしたら銃を持っているかしれないのです。いつでも戦闘態勢に入る

ことができるようにしておかないと、自分が生き残れないので、そうするしかない

のです。



よく、社会主義の国の人は愛嬌がよくないというふうに言われますが、アメリカの

一部を見ると、一概にそうとも言えないわけです。

オバマ大統領が、「この国には教育が必要だ」と言った理由がよくわかるような

気がします。世界をリードする資本主義の国でも、鉄格子なわけです。



中南米の国にも鉄格子のお店はあります。東南アジアにもです。

東欧の一部にもあって、西欧にもあります。国という枠ではくくれないぐらい

その状況は世界中のいろんな地域にあるのです。



しかし、中東の鉄格子の店では、なぜか店員さんが笑顔で接してくれたりするん

ですよね?

あれもまたなんとも不思議です。僕の中の辞書は次々に塗り替えられました。

旅をして実際にこの目で見てみないと分からないことってたくさんありますね。



みなさんもみなさんの中にある辞書をどんどん塗り替えていってください。

旅を通して塗り替えられるというのは、とても贅沢なことで、また旅で体験して

しか替えられないこともあるのです。



いろんな意味で鉄格子体験お薦めです。



間違っても鉄格子に掴まって日本人特有の変な冗談はやめてください。

もしかしたら正当防衛で撃たれます。