2009年08月12日

ハングル海外進出

超びっくりなニュース。

みなさんは聞きました?ハングルがついに世界進出をしたという話です。


先日、インドネシアのスラウェシ州にあるバウバウ市が地元で使われている

チアチア語を表現する文字としてハングルを公式に認めたというんです。

しかも、小学生にもうすでにハングルで書かれた教科書を配っているというから

びっくりです。

通常は、こういうのって文化侵略だといってなかなか受け入れ難いものがあるの

ですが、受け入れたのですね。ホントビックリです。



というのはやはり事情があるようです。

このチアチア語。どうやら文字をもたない言語のようで、今回のように文字を

もつことで、言語を後世に残そうというのが狙いのようです。



まぁ、確かにハングルは世界で一番簡単な文字とも言われていますからね。

なんだか分かるような気がしますが、でもやっぱり外国の文字を受け入れて、

自分たちの言語に当てはめるというのは、なかなか勇気のいることだと思います。



ハングル海外進出

by mattjlc"DSCF4549"on Flickr's CC




今、世界では文字を持たない言語が姿を消しつつあります。

音声のみで残そうという試みも様々な地域で行なわれていますが、でもやっぱり

文字を使っていかないと、語彙も減るし、熟語なんかはましてやだそうです。



今回はチアチア語とそのエリアの文化を生き返らせることができる?ということに

なるんですね。



また韓国の「訓民正音学会」は今回をきっかけに「ハングル世界化プロジェクト」

を積極的に推進する計画だそうです。

でも、これまでは中国・黒竜江流域のオロチョン族、タイ・チェンマイのラオ族、

ネパールのチェパン族など少数民族にハングルを伝えようとしましたが、失敗して

います。

それもなんだかわかる気がします。



やっぱり自分たちの文化って自分たちでしか残せないような気がするんですよね?

そこに強いアイデンティティがないとそれは難しいような気がします。

今回のハングル世界進出が吉とでるか、凶とでるか?今後に注目です。



そういうエリアの貴重な言語をこの耳で聞きに行く旅とかいいですね。

企画しようかな?











Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00