「地球一周の旅プロジェクト」沖縄

ANAが、国内に低コストで運営する格安航空会社を新設し、
関西国際空港を拠点に国際線と国内線の運航に乗り出す方向で検討に入ったことが
１９日、明らかになったんです。

国際線は大手航空会社の半額程度、国内線は高速バス並みの片道１万円以下の運賃を
目指すそうです。
台頭するアジアの格安航空会社に対抗する狙いがあり、早ければ来年度中にも運航を
始めたい考えだそう。


by Haseo"Pokemon Jet "on Flickr's CC

新設する子会社は、ＡＮＡとは別ブランドとする案が有力で、国際線は中国など
アジアを結ぶ路線が中心。２００人前後の中小型機を利用し短距離を中心に運航頻度を
増やし航空機の回転率を上げるながら、機内サービスは簡素化して、パイロットには
外国人を雇用、人件費を抑え、コスト削減を図るというまさに全体的な効率化を進めて
行くんですね。

施設利用料が安い簡素な格安航空会社専用の旅客ターミナルビル建設を検討するなど
格安航空会社を積極的に誘致している関空に拠点を置く方針で、利用料の水準などに
ついて交渉を進めています。

国土交通省は５月にまとめた成長戦略で、日本へのアジアの観光客誘致には
格安航空会社の参入促進が不可欠として、着陸料引き下げや規制緩和などを進める
方針を打ち出しました。さらに関空の抜本再建策を検討する考えを示していて、
全日空は格安航空会社事業化に向けた条件が整いつつあると判断しました。

関空は首都圏の空港より発着枠に余裕があって、格安航空会社の誘致を進めています。
現在、韓国のエアプサンなど４社が運航していて、７月に就航するシンガポールの
ジェットスター・アジア航空を合わせると、５社７路線の週４２便となります。
格安航空会社の発着が増えればアジアの各空港との競争力も高まるとみられています。
全日空が格安航空会社の拠点を置くことは、関空の国際ハブ空港化に向けて弾みと
なりそうですよね？

そして、我が日本の空の自由化もどんどん進んでいきそうです。
何年も前から航空自由化を知っている僕らからするとようやくという感じもします。
もっと早い展開を求めます。

国際競争というのは、もっとスピードが求められていると思います。

アジアのキーマン「トニーフェルナンデス」もそう言っています。
僕もそう思います。