入れ墨族(後編)

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2007年08月10日 21:00

(前編の続き)







<例の宿の窓のナシの部屋>



「Hey you ! What a fuckin doing man -----?????????」

(てめぇ、そこで何してんだよ!!おいお前だぞ!)

オトコが僕にシャウトしました!!!!!!



おおおおお、あああああああ、 ぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあ、ぅぅぅぅぅっぅぅうぅぅ。

僕の心臓は、一時休止状態でした。



すると、もう一度

「I talk to you right now!!」

(お前に話してんだよ!!)

と叫んできました。



こんなにビビったのは、ロサンジェルスで警察ヘリのサーチライトに照らされて

以来でした。



僕は「I,,,IIII iiiii am just here.........」とNHKの「とっさのひとこと英会話」にも

でてこない訳の分からない英語を話していました。



「Right~~~. You see our group?」(てめぇ、俺の仲間見たか?)と質問。



「Nnnnnnnnnnooooooo, No,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, I don't know........」

僕のなかでは最高の受け答えでした。



すると、オトコはどこかに消えてしまい。

僕の心臓が戻ってきました。

すっとんで、競歩の歩き方で部屋に戻りました。



それから僕らの恐怖の滞在はつづきました。

タヒチへ向けての出発まであと四日。ということは3泊。

何事もないように、祈っていました。

お盆の時より祈りました。



明日が最終日という日。

事件はまた起こりました。



入れ墨連中の目を盗んで出かけようとし、別館のエレベーターを

使って1階に降りることを思いつき実行しました。



2階には入れ墨野郎たちがいるから1階のボタンを押し下へ。

うまくいったと思い、二人でニコニコしていると、エレベーターが2階で一旦

止るではないですか!!!!!?



2階で止ったとき、開いた扉の向こうには入れ墨野郎たちがこっちをギロッっと

にらんでいました。



まさにフリーズの瞬間でした。

心臓が仮死状態でした。



あの瞬間、今でも忘れません。

野郎たち今考えると凄い格好してました。「聖飢魔II」にもっと筋力をつけた

感じですかね〜。



宿を去るとき、僕らは何かから逃れるようにタヒチに向かいました。

逃げ切ったときは、二人はハイタッチしてその喜びを分ち合ったのでした。



みなさん。

「宿選びは計画的に。。。。。。。ね。」









関連記事