最近、スーパーなどでよく見かける「炭酸水」
みなさんは好きですか?
日本ではあの炭酸水。賛否両論ありますよね?
「なに?あれ?水?ソーダ?どっち?」
「まずいよね〜。あれ。」
と既に声が聞こえてきそうですが、ホントにダメな人はダメですよね。
かつて僕もそうでした。
一度、コンビニでお試しのつもりでペリエを買って飲んでみたのですが、
それはそれはもうまずいまずい。このよのものとは思えないぐらい最悪でした。
吐き気がしたぐらいです。笑
ところが、アルゼンチンに行った時のことです。
アルゼンチンには伝統料理のアサードというすごく美味しい肉料理がある
のですが、その口直しに炭酸水が出てきたのです。「うえっ!」と思いながら、
現地の人の説明を受け、飲まなきゃいけない状況がでてきて、お肉を食べた後、
炭酸水を「ゴクッ」といったのです。
すると、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、
「なんだ?この爽やかな感じは?」
「お肉と交互に飲んだりしていると、お肉まで美味しいぞ!!」
あんなにマズいと思っていた炭酸水が不思議でした。
こんなにも味が変わって感じられるなんて思ってもみませんでした。
現地の人に聞くと、どうやら日本人のお口直しにお茶を飲む感覚で
この「炭酸水」を現地の人は飲むのだそうです。
確かに、この組み合わせは美味しい!!
不思議だ!!!
ってことで、いろいろ調べてみたんです。
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炭酸水(たんさいすい)とは、炭酸ガスを含む水のことをいう。
最初の炭酸水製造に成功したのは1796年のジョセフ・プリーストリーである。
彼は自然発生する沸騰を模倣することで、健康に役に立つと考えていた。
現在では炭酸水は炭酸ガスを加圧して作られる。この方法は可溶性を増加させる、
つまり、自然界より多くのCO2を水の中に溶解させる。
そしてボトルを開けるなどにより、圧力は少なくなり、ガスは特徴的な泡を作り、
溶解が解かれる。
ちなみに日本では炭酸水といった場合、メロンソーダなどを指すことがある。
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なるほど、日本人には、炭酸水=ソーダ(甘い飲み物)という観念があるんですね。
もしかしたら、その固定観念が邪魔をして、飲んだ時に「うえっ!」となるのかも
しれません。
炭酸水=お口直しの飲み物=お茶と強引に持っていくと、喉にすっと通るかも
しれませんね?
僕と同じような形で克服した人がいます。彼の場合はこうです。
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欧米を旅した方ならご存知かと思いますが、欧米では、ミネラルウォーター
といえば炭酸入りが普通です。
いってみれば炭酸水なわけですが、はじめてヨーロッパを旅した時、
レストランでミネラルウォーターを注文すると、このとにかくマズい、世にも
信じられない奇妙な飲み物が出てきた時のことを苦々しく思い出します。
以来、ヨーロッパやアメリカではミネラルウォーターを注文する時には、
必ず「without gas」=ガスなしと一言添えるようにしていました。
ところが今年6月のサンフランシスコ取材でもそうだったし、今回のチェコ・
ハンガリー取材でもそうなのですが、ガス入りが普通に感じられるようになり、
しまいには炭酸入りでないと飲む気がしないようになったです。
あれほどまずいと感じた炭酸入りミネラルウォーターだが慣れると断然こっちが
飲みたくなるんですよね。
ビールやコーラを飲むのと同じ感覚で炭酸水があってもおかしくはないという
論理が、やっと飲み込めた。って感じです。
ビールと違ってアルコールがないから酔わないし、コーラと違って甘さがない
ので料理と一緒に食べれるし、特に暑い季節はこの炭酸入りがビールを飲む
のと同じように、のどごしの快感があるというわけです。
というわけで、「あんなマズいものを」と思っていた炭酸水が、おいしく飲める
ようになりました。
日本では湿気との関係で美味しく飲めるかどうかはわかりませんが、海外に
行ったときには、郷に入れば郷に従えで、炭酸水を飲むことをおすすめします。
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そうなんです。
まったく、そのとおりなんです。
僕もそうでした。
確かに日本は湿度が高くて、美味しく感じられないかもしれませんが、
僕はあのアルゼンチンのアサードとの絶妙な組み合わせが忘れられず、
コンビニで買って飲むことがよくあります。
さすがの沖縄も秋めいてきて、湿気からも開放されてきているので、
今年の秋は肉料理と炭酸水にチャレンジ!というのも悪くないかもしれません。
よければ、みなさんもトライしてみてください。