値切り王に変身!

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2007年11月10日 07:00

メキシコの首都メキシコシティでのこと。







午前中、宿の周辺をうろついていた僕は、写真の彼らとは違い三時間以上暇を

もてあます予定でした。

(暇を予定にするな!)笑



すると、宿の出口で僕に声をかけてきた人がいました。

「アミーゴ!」

「ヘイ!アミーゴ!」



と声をかけてきたのは現地のメキシコ人でした。



「俺、メキシコに友達はいなかったはずだけど、、、」と思いながら振り替えってみると、

肩にメキシコの伝統衣装「ポンチョ」をかけながら、僕に向かって手招きをしている

ではないですか!?(笑)



そう、これがよく言われている外国の物売りです(笑)



前の日にペーパーナイフを30ドルでぼったくりにあっていた僕は、少し怯えながら

近づきました。



「クワント バレ?」(それいくら?)と聞くと、



そのおっちゃん。

「60ドラ」と言ったではないですか!!

(*メキシコ系の人たちはドルをドラと発音します。)



あり得ない価格です。

いや、僕の方であり得ない価格にしちゃいました。



それは「フェアートレード」という言葉を知らなかったからできた解釈で、

僕は値切り体制に切り替え、僕は長期戦に持ち込むことを決意しました。



僕から提示した金額は、な!なんと!「10ドル!」

おっちゃんは怒っていました。(笑)

でも、すかさず僕は、

「俺たちトモダチでしょ〜?ほら沖縄の顔あんたちと似てるでしょ〜?」と

言いながら肩を叩きなだめながらおっちゃんの次の提示額を待ちました。



お:「55ドラ!」(アミーゴだけで一応下がるのね?)

松:「9ドラ!」(人の好意をあだで返してしまって値下げ)

お:「ノー!」(やっぱり怒るよね)

お:「56ドラ!」(お、上がった)

松:「10ドラ!」(もとに戻した)



値段の提示試合は三時間近く続きました。。。



そろそろお昼という時、さすがに二人ともグロッキーになっていて、どっちもどうでも

よくなっていました。



実は僕、このポンチョがすごく気に入って、とても買いたかったのです。

デザインが今風で、オシャレな感じで、もしかしたらヒデみたいに格好良く新都心

あたりを歩けるかな〜って思っていました。



でも僕はおっちゃんに、

「OK、ノーグラシアス」(もういいよ。要らない。)と言って、宿を去り、出発するため

バスに乗ろうとしたのです。(もちろんこれは賭けね)


するとそこから、タイムサービス開始!!!

おっちゃん、「12ドラ!12ドラ!12ドラ!12ドラ!」と、大安売りしてきたのです。笑



でも僕は気を引き締めて、値切り王に変身しました!!



「ノー、10ドラ!アミーゴ!10ドラ!10ドラ!10ドラ!」

とバスの窓越しに言いました。ついにバスが動き出しました。



おっちゃんは

バスと並びながら走り「OK!10ドラ、10ドラ!」と叫びはじめました。(笑)



走りながら、僕にポンチョを渡そうとするおっちゃん。おっちゃんに10ドラを渡そうと

バスの窓から身を乗り出した僕。

まるで、映画の一場面です。笑



しつこく値切っちゃいました。大の日本人がとことん値切っちゃいました。



でも、ちょっと悪い気がして、実は10ドラの下に、1ドルを重ね。11ドラ払いました。



手編みだって言ってたし、作るのに一週間もかかるっていう話だったし、

これで娘たちに美味しいものを食べさせるっても言っていた。

鬼日本人みたいに思われても嫌なので、最後の最後にはサービスしたつもりでした。



そのポンチョ。今も大事に持っています。

いつでも着られるように冬は車に乗せてあるんだけど、実はまだ一度も外で着た

ことがないのです。



今でもこのポンチョを見ると、あの3時間も奮闘した時のことを思い出します。

おっちゃん。元気かな?

おっちゃんとの思い出。値切ったけど、とてもいい思い出。おっちゃんは僕のこと嫌いかも

しれないけど、僕にとってはいい思い出。



こういうのなんかいいよね。



日本で毎週スーパーとかに行くけど、そういう触れ合いってないんだよね。

思い出が作れるスーパーとかないのかな?

あったらいいのに。。。。



合理化だけでなくて、触れ合い重視のレジとか。

値切り可能レジとかさ。



あってもいいよね?



コマーシャルでは、



「あなたも値切り王になろう!今週もやります!値切りレジ!

毎週水曜・土曜は値切り市へ〜!!!」



みたいな。



そう思っているのは僕だけ?(笑)









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