ついに見た!死の果て

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2008年01月11日 07:00

僕らが死の果てを見たのは、あのアメリカでした。場所はオレゴン州ポートランド。

アメリカの富士山と日系人に名付けられた「マウントフッド」がそびえるふもとの街です。



噂には聞いていましたが、やっぱりそこは銃社会。何かと問題解決に銃が出てきます。

僕らが滞在させてもらった家のベットルームの枕元にも黒いイタリア製の銃がありました。

今までに生の銃声さえも見たことのない僕らは、その環境のことを知って、ただただ

怖がるしかないのです。



なかなか脅かしてくれる国です。アメリカは。

昼間はとても爽やかな国なのですが、夜になるとその姿は一変します。

パトカーのサイレンが鳴り響き、カーチェイスはもちろん、週末の夜なんかになると

さらに恐怖度は増します。



事件はその週末の夜に起きました。金曜日の午後5時過ぎでした。

頼まれごとをして、近くのスーパーマーケットまで食料を買い出しに行った時の

ことです。

辺りは夕方ということもあって、少しずつ薄暗くなってきていました。

スーパーに向かっているはずの僕ら、でもスーパーが見当たらない。。。。。

こないだ地元の人と来たことがあって、まさか迷うまい。ということで

ネイティブでない人でそこに来てしまったのです。



目当てのスーパーは形さえもなく、どんどん気持ちは不安になりました。

道がどんどん住宅地に入っていきます。車の通りが少なくなっていきます。

住宅街なのに、なぜか人の声がしません。さっきまで子供たちが楽しそうに

していた声が今では全く聴こえなくなってしまいました。

あっちこっちフラフラしていたら、たどり着くだろうという安易な気持ちで僕らは

楽観していました。



すると!

矢印と合せて、なにやら英文字で書かれている看板のような物を見つけました。

僕はその看板を見て背筋がぞっとしました。

ただでさえ、良くない環境。辺りはすっかり夜と化しているのです。ぞっとしない

わけがありません。

看板のようなものに描かれた英文字を覗き込んでみると、そこには、恐怖の言葉が!

「この先、死の果て」と英語で書いてあるのです!

僕らは、ビビリました。「この先、死の果て」このまま、ここにいることは

もしかしてヤバい!?ついに死の果てを見るのか?これまでのいろんな所では

なんとか乗り越えられてきたのに。。。

ここが最後か?アメリカという先進国なのに。。。とさえも思いました。



怯えながら、恐る恐るその道を前に進んでみると、、、

住宅地への道がそこで終わっています。

そう。英語で書いてあってのは、「DEAD END」だったのです!





by rachaelvoorhees"dead end"on Flickr's CC



日本語訳すると、「行き止まり」!

なんのこっちゃ〜〜〜〜〜!笑

僕らが初めて「DEAD END」という言葉を覚えた時のエピソードでした。

チャンチャン!



僕、この単語は一生忘れないと思います。だってだってその時はマジで

怯えていたんです!恐かったんです!



アメリカって、どこまでビビらせば済むんでしょうか?笑

ってか、僕が勝手にビビっていただけですね。笑









関連記事