昔々、あれはアメリカでホームステイを2度目に体験した時のことです。
前回は豪華系ホームステイが出来たので、今回は典型的なアメリカ人の家に滞在
したいという要望を出したこともあって、僕はそういうところにいることになりました。
というのは、せっかくするなら、今回は本当にアメリカっぽい感じの映画とかで
見たような家族の家に泊まりたいと思ったからです。
「松川さん。あなたは典型的な一般家庭でステイよ」と言われた時は両手を上げて
喜んだものでした。笑
あ、そうそう。ここで説明が必要ですよね。
日本でホームステイというと、ビバリーヒルズのような素敵な家に滞在させてもらって、
週末は海にドライブ!みたいな感じを連想しますよね?
まぁ、それがいわゆるホームステイというものなのですが、アメリカの一般家庭で
完全に商売根性丸出しでホームステイを受け入れている家庭もあるのです。
要するに、受け入れる人を本当の意味でも家族のように接してくれて、お客さん
として受け入れない、食事なんか「あるのを適当に食べて!」と言ってくれる
ような家族、もっとひどく言うと「あんたいたの?」みたいな泥臭い感じで受け
入れるファミリーがいるのです。
あの、別に僕は変態ではありませんよ。(笑)
そのほうが本当のアメリカが見られると思ったのです。
さ、そのホームステイがスタートしました。
滞在期間は一か月!家族とご対面という時がきました。
どんなことで僕をワクワクさせてくれるのだろう!と期待と不安に僕の心は
溢れていました。
とある大型ショッピングセンターの駐車場で待ち合わせました。
家族が来ました!
「Hi, Nice to meet you」定番のスタートです。笑
僕らは挨拶を交わし、家族の車に乗り込みました。
家族のメンバー紹介をされていると、「今回は来れない上のおにーちゃんがいて、
合うことが出来ない」というのです。
よーく聞くと、ためらいもなく、ドラッグで捕まりジェル(刑務所)に行っていると
言うのです!!!ワアォ!!
正直、びびりました。いきなりかい!という感じでしたが、これぞ生のアメリカです。(笑)
お母さんは、泣いていました。。。。
家に着き、荷物をまとめ、1階のリビングに降りてくると、今日の夕食が出ています。
「ウチの夕食はこれよ」と言ってでてきたのは、な・なんと!!
「ポテトチップスとサワークリーム」だけ!!!あと「コーク」!!!
(なんとも典型的です)笑
そこから生のアメリカ、オンパレードでした。
by efleming"Sharing birthday cake."on Flickr's CC