先日、アメリカに住んでいる友人から不思議な話を聞きました。
「オハイオ州では、警察官が警察犬を宥める時に限って犬に噛み付いてもいい。
しかし、犬が警察官に噛み付くと法律違反になる。」と。
はは〜。そんなこと。。。
なんだか公共放送の法律系旅番組のネタになりそうなものですが、これにはウケました。
しかし、犬はどうやって罰せられるのだろう。といろいろ悩みました。
すると、ウチの愛犬はオハイオには行けないぞ。とも思ってしまいました。
世の中にはいろんな法律があるもんだなと実感しました。
そんな話をしていると、とあることが話題になりました。
オーストラリアでは、「踊り食い」が禁止されているというのです!!
うぁ〜、またですか。オーストラリアとの摩擦。何かと多いですよね?文化的な摩擦が。
こないだも捕鯨のことでモメたじゃないですか?「踊り食い」が法律違反となると、
これまた大問題に発展しないか心配ですよね?
by hyo_428"IMG_0718"on Flickr's CC
聞くところによると、ニューサウスウェールズ州、シドニーのあるとこで、
活け造りや中華料理や日本料理の「踊り食い」は動物保護の観点から
「動物に対する残虐な行為」とされ、罰せられるそうです。
「じゃ〜、君たちが食べているロブスターは!!??」と言いたいところですが、
ここは大人にならないといけません。「目には目を歯には歯を」では世界に平和は
来ないのです。
どうしたらいいのか?日本や中国の食文化はこれからいったいどうしたらいのか?
を話し合う必要があると思うのです。
お〜〜い!!と声を荒げたいところですが、我らニッポンは大人にならないといけません。
国際会議でそういうことを話合って欲しいものです。
「日本の食文化はこれからどうしたほうがいいですか?」と聞ける人を世界に送り込める
ことが重要だと思うのです。
そうそう、成功した例もあります。
沖縄では、イルカを食べる習慣のある地域があります。今も少し残っています。
当時、国際会議で問題になりました。しかし!イルカ漁で生計を立てている人達のことを
考慮し、免許制にし、その家族に限ってのみ一部認められるようになりました。
これはイルカ漁の漁師さんたちがきちんと主張し、それを会議に出る人たちが丁寧に
扱った結果なのです。
「踊り食い」はまだ大問題にはなっていませんが、そんなに遠くない未来に問題視される
ことが出てくるでしょう。
それまでに、僕らが日本の食文化と習慣について、胃で理解するのではなく頭の中で
理解することが必要とされているのです。
さぁ、割烹へ行こう!でなくて、「踊り食い」の歴史を調べに図書館へ行こう!
(頭で理解よろしくね)