踊り食い禁止

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2008年06月11日 07:00

先日、アメリカに住んでいる友人から不思議な話を聞きました。

「オハイオ州では、警察官が警察犬を宥める時に限って犬に噛み付いてもいい。

しかし、犬が警察官に噛み付くと法律違反になる。」と。

はは〜。そんなこと。。。



なんだか公共放送の法律系旅番組のネタになりそうなものですが、これにはウケました。

しかし、犬はどうやって罰せられるのだろう。といろいろ悩みました。

すると、ウチの愛犬はオハイオには行けないぞ。とも思ってしまいました。

世の中にはいろんな法律があるもんだなと実感しました。



そんな話をしていると、とあることが話題になりました。

オーストラリアでは、「踊り食い」が禁止されているというのです!!

うぁ〜、またですか。オーストラリアとの摩擦。何かと多いですよね?文化的な摩擦が。

こないだも捕鯨のことでモメたじゃないですか?「踊り食い」が法律違反となると、

これまた大問題に発展しないか心配ですよね?





by hyo_428"IMG_0718"on Flickr's CC




聞くところによると、ニューサウスウェールズ州、シドニーのあるとこで、

活け造りや中華料理や日本料理の「踊り食い」は動物保護の観点から

「動物に対する残虐な行為」とされ、罰せられるそうです。

「じゃ〜、君たちが食べているロブスターは!!??」と言いたいところですが、

ここは大人にならないといけません。「目には目を歯には歯を」では世界に平和は

来ないのです。

どうしたらいいのか?日本や中国の食文化はこれからいったいどうしたらいのか?

を話し合う必要があると思うのです。



お〜〜い!!と声を荒げたいところですが、我らニッポンは大人にならないといけません。

国際会議でそういうことを話合って欲しいものです。

「日本の食文化はこれからどうしたほうがいいですか?」と聞ける人を世界に送り込める

ことが重要だと思うのです。



そうそう、成功した例もあります。

沖縄では、イルカを食べる習慣のある地域があります。今も少し残っています。

当時、国際会議で問題になりました。しかし!イルカ漁で生計を立てている人達のことを

考慮し、免許制にし、その家族に限ってのみ一部認められるようになりました。

これはイルカ漁の漁師さんたちがきちんと主張し、それを会議に出る人たちが丁寧に

扱った結果なのです。

「踊り食い」はまだ大問題にはなっていませんが、そんなに遠くない未来に問題視される

ことが出てくるでしょう。

それまでに、僕らが日本の食文化と習慣について、胃で理解するのではなく頭の中で

理解することが必要とされているのです。



さぁ、割烹へ行こう!でなくて、「踊り食い」の歴史を調べに図書館へ行こう!

(頭で理解よろしくね)









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