いや〜、こないだイタリアで短大生が歴史的建造物に落書きをしたという事件が
ありましたね。ネットにも載ってましたよ。ビックリしました。
というか恥ずかしい。本当に恥ずかしいです。
その前に、イースター島でフィンランド人の青年がモアイの耳を削って国外に持ち
出そうとした事件があって、それにもショックを受けましたが、今回は僕ら日本人が
起こした事件ということもあって、さらにショックが大きいですね。
「歴史」の重みを知らないのかもしれません。僕も知らない部類に入るかもしれませんが、
その短大生ほどではありません。
落書きですよ。しかも自分の名前です。修学旅行気分じゃないんですから。
本当に残念です。
by beggs"IMG_1225"on Flickr's CC
確かに日本の落書きは最近アートと呼ばれる側面もあります。
しかし、自分の名前ですからね。アートでもなんでもないですよね?
とにかくこういうことは、辞めて欲しいです。
僕らが海外に行った時に恥ずかしい思いをします。すでに僕のところにイタリア人の
友達から「こないだの事件、聞いた?」とお叱りのメールが届いています。
僕がやったことでもないのに。まるで僕ら日本人全部がやってしまったことみたいな
ニュアンスになるんです。
もちろん、その友人はそのへんのことはよく分かっている人なんですが、
どうしてもそういう目になってしまいますよね。
日本全体の問題ということになります。
海外からはとても羨ましがられる日本の教育ですが、こういう事件が起こっては
もともありません。
ワールドワイドな視点を持つというのは、こういうことをどう解決していくか
ということを考えることでもあると思うのです。
ある一国の財産に傷を付けてしまった。という認識ではなくて、僕ら人類の遺産に
傷が入った。という意識でこの事件を捉えなくてはいけないと思うのです。
そう言う意味では、僕らの国内で起こっていることも見逃してはいけませんよ。
それどころか、自分の身の回りで起こっていることが果たしてそれはワールドクラス
なのか?ということを考えなくてはいけません。
道ばたでゴミ捨ててませんか?最近はそんなにいないかな捨てる人?
じゃ〜、タバコの吸い殻は?
吸い殻のまだ残っている熱で大事な大事な道路に傷入れてませんか?
それは歴史的建造物に傷を入れるぐらいヒドいことなのです。
もうSave the Earth ではなく、Save myselfという域に入ってきています。
気をつけようね。まだまだこの地球が好きだから。