暴走族のいない国

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2008年08月27日 07:00

旅をしているといろんな人に会うことがあります。

特に宿泊先のロビーやラウンジなどで、いろんな国の人と交流をすることが

できるのです。僕らはそれをとても楽しみにしています。



今日はそんな旅先で語り合った話題から1つ。「暴走族」の話題です。





by René Ehrhardt"PT traffic at night"on Flickr's CC



日本に一度行ったことがあるというアメリカ人にメキシコで会ったときのことです。

こんな質問が飛び出してきました。



「日本で暴走族を見たんだけど、彼らの目的は何?なんであんなことを?」



まったく仰るとおりです。笑

人間誰もがそんなふうに感じているんですね。なんだかとても共感しました。

「アメリカで噂には聞いていたが、全く理解できない。ハーレダビットソンの

ツーリングクラブとはニュアンスが違うよね?」とまで聞いてきました。

爆笑です。ダビットソンのみなさんのように音は五月蝿いけど、暴走族は

紳士的にバイクに乗ってくれません。日本の暴走族に紳士的という言葉は無理

だと僕は思います。

「あの旗とかは何?デモ?」と聞かれたら、もう爆笑はとまりません。

そんなふうに見えるんですね?日本の暴走族は?と話しているうちに段々おかしく

なってきました。笑



もちろん、日本代表として細かく日本の暴走族のことを解説しておきました。

「彼らの自己顕示欲からくる最終アピール」だと。若さ故に起きてしまうこと

なんだということを強調しておきましたが、これまた不思議に思ったみたいで、

「アメリカの場合、それはスポーツで表現されたりするんだけど、日本では

スポーツは盛んでないのか?」とまで聞かれる始末でした。笑

話せば話すほど、わけが分からなくなっていきました。



彼曰く

「アメリカではあんなことはできないよ。なぜなら、静かな生活環境を

守るための自己防衛として撃たれるから。」と、

確かに!アメリカではそんなことがあってもおかしくないですね。

これは僕も経験がありますが、アメリカでは警察官に「動くな」と言われて

動いた場合、少しでも動くと間違いなく銃で足を撃たれます。

それか威嚇射撃されます。

(撃たれた経験ではありませんよ)笑



なので、日本の暴走族が遠くアメリカの土地に遠征されたら、間違いなく

動きを止められるということになります。



アメリカには族がいません。いや、ほぼいないと言われています。



若さ故にという「甘え」は許されないというとても厳しくて自由な国なのです。









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