僕の友人には言葉を覚えるのが好きな人たちが多いんです。ある人はタイ語、
ある人はマレーシア語、中国語もしれば、韓国語。みんなそれぞれの得意分野を
活かして海外で仕事をしています。
まぁ、大学がね。そういう学科だったので自然にそういう人間たちが集まってきて
いたので、そうなりますよね?
そんな友人たち何人かで話している時のこと。日本人が話す英語で気になることが
あるという話題になりました。僕はその会話が始まる前にそれは何か予想していました。
“和製英語”だと思ったのです。そうそう、日本でできた英語、日本人が勝手に
作ちゃった英語です。「アイスティー」とか「マスコミ」という言葉がそうですよね。
ところがそれは違いました。
日本人が使う英語で気になることは「トイレの尋ね方」だったのです。僕らって思わず、
習った単語を使って表現したくなりますよね?しかもそのニュアンスというのは外国語
なので分かりにくいじゃないですか?
by nina_suzette"Pacific Place toilet"on Flickr's CC
こう聞いてしまいます。「Where is toilet?」というかこのほうが簡単なんですよね?
でもみなさんよ〜く考えてみてください。
日本にいて外国人が「スミマセン、ベンジョワ ドコデスカ?」と聞いてきたらやっぱり
なんとなく違和感を感じませんか?僕は感じます。友人たちもそう感じるみたいです。
直接的な表現を避けることで、その違和感は拭えるのですが、トイレの言い方に
ついては結構たくさんあります。
「restroom」「bathroom」「ladies’ room」「men’s room」という具合です。
これだと間接的であまりにストレートすぎず、国際人としてはよりしっくり来ると
思います。
もっと間接的な言い方で「Where can I wash my hands?」という言い方があります。
訊くタイミングを微妙に計らないといけないことがあるのですが、これは少し
上品な言い方になります。
上品な言い方に挑戦!ということで聞いてみるのもいいかもしれません。
どうしてこんな話題を今日しているかというと、旅先でやっぱり日本人が恥をかかない
ようにです。「旅の恥はかき捨て」とならないようにという思いを込めてなのです。
日本って政治と教育は三流と言われて、最近では経済までもそういわれていますが、
マナーができている国民としてとても国際的な評価が高いのです。
「ベンジョワ ドコデスカ?」は辞めたいですよね?笑
言い方を改めてあなたの行くトイレを少しでも上品にしてください。笑
あ、そうそうトイレのいろいろな表現を並べましたが、イギリスではトイレのことを
「bog」「convenience」「loo 」と言ったりするんです。
アメリカ的な「restroom」や「bathroom」だとそこにお手洗いがあることは想像も
つかないそうです。
僕らもイギリスに渡ってそれを初めて知りました。
これが学習と体験の差なのかもしれません。やっぱ旅したいよね?