雨季に注意

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2008年10月19日 07:00

僕らの旅で反省するべきことがいくつかあるなかで、その中の1つにもっとも重要な

ことがあります。



それは、「雨季の観光」です。



雨が降ることぐらい世界中どこに行ってもあるんだから、あまり重要でないと思って

いたのです。雨季がこんなにまで旅に影響を与えるとは思ってもいませんでした。



タヒチに到着したときのことです。モーレア島では4日間雨が続きました。

エメラルドグリーンの海を見るために来たタヒチ。イメージではサンサンと降り注ぐ

太陽のもとでマンゴーを食べながら、海を眺め、トップレスのオネーチャンたちがいて。

。。。。というハズでした。笑



が、全く逆です。それどころかモーレアに残り目的が達成されるまで待ちの状態になり、

予算がかさむということになってきたのです。タヒチというと物価が高くて有名です。

太平洋に浮かぶ島々からなるフランス領なので、物資はほとんどが外からです。

小さな島なのに物価は東京並み、観光地として名が知られているので、便乗値上げ

気味のところもあるという状況です。目的は綺麗な海、でも雨。物価が高いせいで

滞在を伸ばすと費用がかさむ、すると結果的にそこで過ごす時間がロスになることが

あるのです。



これは日本からツアーで行く場合にもそうだと思います。リゾート地だと聞いて行った

のに、海が荒れて入れなかったり、洪水で観光地が遮断されてしまったりということが

あります。そうなるともうお手上げですよね?

先月もミクシーを通して知り合ったベトナムへ行った方も結局、もっとも見応えのある

観光エリアを見ずに帰国ということがあり、とても残念な思いをしたということがあり

ました。





by Jack Brodus”Rain on the Eiffel”on Flickr's CC



結論をいうと、雨季は観光価値が下がってしまうわけです。



現地で旅のプロからこんな話を聞きました。

「雨季に入る直前の1週間を押さえて旅行するといい」と。雨季に向って旅費は

どんどん下がっていくし、現地ツアーなどもとにかくお客さんが入ればいいという状況

で値切りの可能性も出てくる。そして、雨季に入る前の不安から在庫処分的な考えが

物価下落に入ってきます。しかもあまり人がいない。なのでのんびりできるという状況

なのだそうです。



これはプロです。確かにそうですね。僕らがモーレアにいた時は、すでに雨季に入って

いたので、雨が降っていることで魅力も半減、ツアーのバラエティーも減り、商売人の

在庫処分が終了し、守りに入っているためむしろ物価はやや高騰気味だったのです。

一番のウィークポインはやっぱり雨。それ意外は雨が降っていなければ回避できること

ばかりだったのです。



みなさんもよく知っているとおり、国や地域によっても雨季が違ってきます。

旅のタイミングはよ〜く見極めれば、よりいい旅ができるのです。

僕は良く高校生の頃にもらった地図帳を持っています。その地図帳で世界各地の気候を

見ることが好きだと言っていますが、実は常に世界のどこかの雨季1週間前を探してい

るのです。笑










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