自然愛

「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守

2008年10月22日 07:00

沖縄も秋めいて少しづつキャンプの季節がやってきました。とはいっても、

まだまだ暑いです。沖縄。



この時期になると必ず思い出す人がいます。アメリカで出会ったアウトドアガイド

「ハンス」です。ハンスは自然が大好きでドイツからアメリカへ移り住んできた

コロラド川やマウントレーニアが大好きな自然を愛する心優しい人です。

今も元気に山に登っています。



馬に乗りながら山に登るというとてもアドベンチャーな体験をした時に、

彼が言ったことは、



「日本の人は本当に自然が好きなんだけど、まだまだゴミを多く持っている。

なので自然に優しくない。これから意識を高めないと」



でした。それも10年も前の話です。エコの最先端でした。





by Pat Leahy"Mt Rainier from the Cowlitz Divide"on Flickr's CC




言われてみればそうです。日本の人は間違いなくそうです。そうでした。

僕らのカバンには将来ゴミになる物ばかりだったのです。

たとえば、ペットボトルタイプの容器。お菓子類などのナイロン袋などなど。

ハンスのカバンを見せてもらいましたが、水は水筒に入っています。お菓子類は

ほとんど裸で布の袋に入っているのです。

湿度が低いアメリカだからできるワザでもありますが、とにかく僕らと大きく違った

のはゴミがでないエコな人間だったのです。



そして、自然から得られるものをよく知っていて、それを上手く使ってアウトドアを

楽しんでいるのです。野いちごをとってはそれをジャムにして、持って来たパンに

塗って食べたり、ハーブを探して来てはそれを水筒の水にうまくブレンドして、

ローズマリー・スカッシュ風にしてみたりと、行動の1つ1つがとても地球に優しい

のです。



この時期になると、風が冷たくなりハンスと山登りをしたのを思い出し、地球に

優しく接することの重要さを感じるのです。



ハンスから教わったことを引っさげて、地球一周の旅に出た僕ら。各地であった

ドイツの人はやっぱりエコな人が多かったのです。次に意識が高かったのはスイス

の人。そして北欧系の人。本当に自然が大好きで常にグローバルな考え方を持って

いる大人な考えの人が多かったのです。



ものすごくマジメに取り組んでいるのかと思いきや、意外とそうでもないのが

特徴で、彼らの地球に対する優しさは生活行動パターンの中にとてもナチュラルに

とけ込んでいるのです。すごく自然な動きでした。



旅をする時、宿泊先でいろんな人種の方に会いますが、やっぱりそういう姿勢との

違いは露骨に出るのです。他の国の人は自分たちとの行動明らかに違う人を見て

自分たちを客観的に分析します。



全員が客観的に自分を見られているとは限りませんが、1つだけ言えることは

少なくても「見ている」のです。

見ている。つまり、それは、「◯◯◯の人は◯◯◯だ」という視点で見ている

ということになります。



僕らは海外に出ると、「日本代表」となるわけです。地球に優しい日本人に

なって、そんな自分を見せてやりましょう。(笑)見せるだけでもエコに貢献

できると思います。










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