僕らの旅はとても非合理的な部分を楽しむということをします。
例えば事前にホテルや宿を押さえないで現地に行ったりします。
なかったらなかったでそこで起こる騒動がこれまた楽しかったりするんですね。
あ、もちろん宿がとれない可能性が出て来たら不安になりますよ。笑
ボラボラ島に行った時もそうでした。島の空港に着いて渡し船でラグーンを渡り、
島の真ん中に入って行くのですが、そこでも予約しようとせず、島に入ってから、
「すみませ〜ん、宿探しているんです。安いとこないですか?」みたいな感じで
探していくんですね。
バナナ売りのおにーちゃんと会話できたのもそのおかげだし、その方が島の人の
温かさを感じることができるのです。
まぁ、これは人それぞれの価値観なので事前に予約とどっちがいいとはいえませんが、
少なくても僕らの価値観で言うと、緩さのある楽しみがあります。
by mcclave"050307_honeymoon_113"on Flickr's CC
そんな時に見つけたボラボラ島の宿、世界に誇るインターコンチネンタルホテルの
すぐ横。一見普通の民家。ポンションロジーヌでのことです。ロジーヌということ
ですから、オーナーの女性がロジーヌさんだったのでしょう。
ミニミニカウンターみたいなところで宿の説明を受けることになりました。
話していると彼女の英語が上手く聞き取れません。何故だ?フランス語圏にきたから
僕の英語耳が衰えてしまったのか?不安になりました。英語が話せる人ならこの気持ち
分かりますよね?話せなくなる不安。聞き取れない不安です。
でもよ〜く聞いてみると、彼女の言葉が曖昧なのです。笑
ある意味よかった〜。と思った僕は少しづつ会話を進め宿の手続きを進めました。
さぁ、そして定番の部屋を見させてもらう時間になりました。トイレを見せて
もらったり、ベット、シャワーも見させてもらいました。案内はフランス語でです。
その後、僕は「Common Kitchen is there?」と聞きました。するとロジーヌさん。
「???」という顔をしているのです。
「Common Kitchen?」と首を傾げているのです。はは〜、なるほど、フランス語の
「Common」と勘違いしているなと思い、別の言い方をしました。
すると分かったようで、共用キッチンの場所を教えてくれました。
それからです。僕から接客用の英語を習おうと思ったのか
「Common dit–On en l’englais ?」(それを英語で何というの?)と聞きまくっ
てきたのです。笑
共用キッチンぐらいなら大丈夫です。朝食、部屋、帰りの飛行機、リコンファーム、
キャンセルなどホテル経営最低限用語をほとんど質問してきました。幸い僕が答えら
れるものだったからよかったです。
ロジーヌに聞いて見ました。「どうしてそんなに英語を?」と。
すると「最近、フランス以外の外国からのお客さんが多くて。。」というのです。
やっぱりそうですか。。。噂には聞いていたのですがすごく増えているようですね。
しかし、彼女の学ぶ姿勢はとても素敵でした。まぁとても基本的なことではありますが、
でもその姿勢大事ですよね?
一人でも多くのお客さんを我が宿にということであればそのぐらい一生懸命になるの
かもしれません。
日本の経営者のみなさんも見習ってほしいものです。
沖縄は国際的な島だといいますが、意外とそういうとこはまだまだです。なので
もっと頑張ってほしいのです。
ロジーヌさんのところにみんなを研修で連れて行きたいです。