気がつくと、クリスマスイブじゃないですか?
確か去年のこの時期にも書いたような気がするのですが、イブになると思い出すことが
あります。僕にとってイブという日はそういうことを考える日にいつの間にか、なって
しまいまいました。
そういうことというのは、幼い頃ハワイの病院に居た頃の話です。
何度も書いてますが、僕は生まれつき右腕が悪いんですね。悪いと言っても見た感じでは
わかりません。でも時々不便を感じたりします。そこで当時日本では直せなかった腕を
ハワイに治しに行ったのです。
治してもらった費用は全てボランティア。。。
人の善意というのはこんなにも温かいのです。
しかも病院にいた時は、クリスマスとも重なっていました。その病院には世界中から
体の不自由な子供たちが集まっていました。僕のような日本人は珍しく、東南アジア
の子どもたちはもちろん、中東、太平洋の小さな島国、南米、ヨーロッパから来た
いろんな人種の子供たちが言葉の壁を越えて一緒に病院生活をしていました。
体に不自由があるものの僕を含む彼らはどちらかというと幸せでした。いや幸せだと
いうことを僕は後で知りました。
メキシコの田舎に行った時、ベトナムの山岳地域に行った時、子供たちに「夢は何?」と
聞くと、みんな口を揃えて「学校に行きたい」でした。分かってはいたけれど、日本の
テレビでたくさん見てはいたものの、やっぱり直にその話を聞くとショックでした。
自分たちの生活がまず先で、病院や学校のことなんかその次だったのです。なのに僕らは
たまたまボランティアの目が行き届くところに産まれて、助けられ、そうやってハワイの
病院にいたのです。
しかも治療のためにです。
クリスマスイブには病院にもサンタクロースがきました。たくさんのプレゼントを配って、
病院にいる子供たちに笑顔をプレゼントしていきました。
とても幸せな時間だったのを今でも覚えています。
7歳の頃の話なのに、何故かとてもこの日を覚えているのです。
28年も経っていますが色あせない記憶なのです。イブの日になるとあの光景を思い出
してしまいます。
さて、世界中の子供たちはどんなクリスマスを過ごしているのでしょうか?
宗教的な違いがあってクリスマスは祝わない地域や人種が居たりすると思うのですが、
どこにいてもクリスマスのデコレーションや雰囲気があったりします。クリスマスという
日の意味よりも子供たちが笑顔でいられる当然の場面で子供たちが笑顔でいられるかが
とても気になっているのです。
by Afghan LORDّ"Street Child Worker"on Flickr's CC
理想を求め過ぎているのかもしれませんが、せめて世界中の子供たちだけでも笑顔で
いられたらいいなと思うのです。
僕らは「
セーブ・ザ・チルドレン 」にも協力できたらと思っています。寄付という形に
なります。少しでも多くの子供たちが笑顔でいられるような環境が作られたらいいなと
思っています。
1,500円あれば、カンボジアの子供たちが1ヶ月学校に通えます。
3,000円あれば、スーダンの子供たち6人を風雨から守ることができます。
アフガニスタンでは、10,000円で500人の教科書を買うことができるのです。
僕らにできることから、応援したいですよね?