日本人が海外でタジタジになるシーンを何度も見ましたが、やっぱりそれはあまりにも
無惨なので、「どうにか強くならないと!」と思ってしまうのです。
明らかに向こうの手違いなのに、とても強引な切り返しをされ、僕らは圧倒され、
どうにもならない状況があります。
海外経験者のみなさんはそのどうにもならない状況を経験されたことはないですか?
「こんなこと日本ではありえない」という状況に遭遇したことはありませんか?
よくインドに行くと比較的そういうことが多いと言われていますが、インドに限らず
様々な土地でそんなことはよくあります。
僕の「それあり得ないよ」初体験はやっぱりアメリカでした。
ロサンジェルスに行った時の話です。友人を訪ねるためオレンジカウンティーに向って
いる時のことです。沖縄で友達になった友人の家に泊めてもらえるということで、電話
番号をもらい、そして現地で彼ら夫婦に電話をする。という状況でした。
by melloveschallah"Operator?"on Flickr's CC
さて、苦手な電話だ。かけてみよう!ということになり。受話器をもちプッシュボタン
を押しました。あの独特の音が聞こえてきます。
「トゥーーー。」ピッポパッポ、ピッポポポポ。
。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。
「we are sorry…………」
あれ?再チャレンジです。同じようにかけてみました。
「we are sorry……………」同じ結果です。
確かに番号は間違っていない。これは問い合わせねば!ということで
アメリカ最大手の電話会社に電話しました。コールセンターにです。
事情を説明する僕。「あの〜、この番号に電話しているんですけど、、、」
コールセンター:「もう一度番号を教えていただけないでしょうか?」
と、番号を教え、夫婦の名前も伝えました。
すると、コールセンターのおねーちゃんが「しばらくお待ちください」と。
しばらくして、おねーちゃんが戻ってきました。
「その番号では届出されていません〜」と。
どうしても連絡をとらないといけない僕はさらに突っ込みました。
「すみません。引っ越した可能性もあるので、彼らの番号移設の記録で、
彼ららしき新しい番号を教えてもらっていいですか?」
すると!
「はぁ〜〜〜〜〜〜。そこまでするの?わざわざですか?」
もう疲れたと言わんばかりに、吐き捨てるように言うではないですか!!
あまりにヒドい対応です。正直ショックというよりたじろぎました。
あまりに予想外の対応だったので、僕は何も言うことができませんでした。
しばらく電話口で呆然としたのです。
だって、日本ではありえないじゃないですか?「はぁ〜」ですよ!?
これは関係ないかもしれないですが、そこは超大手ですよ。言われた瞬間にどうしよう
もない自分がとても情けなかったのを覚えています。
その時からですね。きちんと主張をしよう。言い過ぎたクレームだと言われるかもしれ
ないけど、でもきちんと言いたいことは言おう。しかも英語で。
このままだと日本人は舐められる!と思ったのです。
でも同時に電話が苦手になりました。笑
英語で電話がです。
でも、今は違いますよ。バシッと言っちゃいます。
主張をし、国際的にきちんとコミュニケーションがとれる人間になろうと思ったのは、
その「恐怖のため息」がきっかけだったのでした。
主張できないで、もじもじしている人いませんか? 克服しましょうよ。