2007年08月26日
アラブへの誤解
「地球一周の旅プロジェクト@沖縄」の松川です。
今日は少しこころ暖まる話を。
僕らがカイロ郊外にある階段ピラミッドを見に行ったときの話です。
予算削減のため、またまた砂漠を歩いていました。(懲りずに。。。)
すると、真っ黒な雲が砂漠の空を覆いどしゃぶりのスコールが降り始めました。
ずぶぬれになりながら走り雨宿りができる場所まで走りました。
さすがに僕らは気分が沈み、とあるじゅうたん屋さんに駆け込みました。
息を整え落ちついた頃、なにやら怪しげな日本語が。。。

「お客さん。ジュウタンはイカガデスカ?」
「このジュウタン、いいやつダヨ。」
「どう?カワナイ?」
そこに立っていたのは、170cm後半の民族衣装っぽい服をきた男。
怪しい。とにかく怪しい。
妻に「警戒しろサイン」を目で送りました。
しかし、話していると、
「僕、日本に住んでいたことがある」
「日本語ベンキョウした。」
「へ〜〜〜〜〜」と心が一瞬緩む。
でも、彼は所々に「このジュウタンいいよ」と言う。
まだ怪しい。
コイツ!巧みだ。
めんどくさいことになるな〜と思っていたら、時間が5時を過ぎそろそろ僕らも
カイロの宿へ帰ることに。。。。
あたりは薄暗くなってきた。
ヤバい。僕らは帰りのルートをすっかり見失っていた。
ジュウタン屋の出口でモタモタしていると、あの男が出て来た。
仕方ない。頼るしかない。この怪しい男に。
勇気をだして聞いた。
「あなたは、どこに帰るのですか?」と。
彼は「僕はカイロ市内に帰ります。送ります。着いて来て」と。
怪しいけど仕方ない。同じ方向だと言っている。
妻と賭けに出た。
変なマイクロバスみたいなものに乗った。
辺りはもう暗い。
すると男は語りだした。
「実はワイパーも付いてないバスがあって、危険だよ」
「暗くなったら危ないね」
「僕は日本人が好きだ。みんな親切だった。」
「日本語ベンキョウ頑張った」
「エジプト考古学のヨシムラ先生はここで有名だよ」
「いつも娘が家で待っている」
「日本でベンキョウしたから、日本には感謝している」
!!
最後の言葉が大きく僕らを変えた。
彼の名前は「アリ」。
カイロに着くまでいろんな話をした。
本当に彼が日本に感謝している気持ちが僕らに伝わった。
いつも降りるところよりもだいぶ離れたところまで送ってくれた。
しかも、乗り換えのバスの運転手に
「この人たちカイロのタフリール広場で下ろしてあげて!」と
まで言ってもらった。
僕は、妻とこっそり耳元で話した。
「たぶん。最後にお金!!案内代ぐらい払え!」と言うよ。と。
アリは違った。
「じゃーね。」といって僕らに別れを告げた。
僕らは急にとても暖かい気持ちに包まれた。
彼はお金を催促しなかったのだ。
僕らは感謝の気持ちでいっぱいになり、別れ際にポケットに入っていたお金を
出そうとした。
バス代も彼が払った。宿までの乗り換えバスまで手配してくれた。
お礼をしないわけにはいかない。
僕がお金を渡そうとすると、
彼は
「このお金を受け取るからエジプトがダメになる」
「エジプト人だって、お金の見返りなしに人に感謝するんだと証明したい」
と言った。
なんだかとても僕らが恥ずかしくなった。
今でもあのときを思い出すと涙が出てくる。。。
日本に帰ったらたくさんの人に親切にしよう。
困っている外国人を見つけたら親切にしよう。
日本・沖縄の名にかけて。。。
と誓った。
僕らはアラブを誤解していた。
たまたま出逢った人が良かったからかもしれないが、気がつくと、僕らが会った
アラブ人はみんな優しかった。
みんなテレビでディズニー映画を見ていた。
ハリウッド映画をみてお互い感想を語り合っていた。
誤解していた。
日本のニュースで映されるアラブってどこにあるんだ?
誰がアメリカ嫌いだと伝えたの?
アラブ人のみんなが悪いわけではないよね?
そう思った。
アリさんの姿はもう見えなくなっていた。。。。
気がついたら、アリさんに住所も聞いていない。
連絡先も聞いていない。
せっかく大切にしてもらった人なのに。。。。
知っているのは、カイロから南に50kmぐらいのところにある階段ピラミッド
「サッカーラ」のふもとにあるジュウタン屋さんの店員であること。
彼になんとしても連絡をとらないといけない。
またお礼が言いたい。
アラブの人たちにお詫びがしたい。
「誤解していました」と。
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今日は少しこころ暖まる話を。
僕らがカイロ郊外にある階段ピラミッドを見に行ったときの話です。
予算削減のため、またまた砂漠を歩いていました。(懲りずに。。。)
すると、真っ黒な雲が砂漠の空を覆いどしゃぶりのスコールが降り始めました。
ずぶぬれになりながら走り雨宿りができる場所まで走りました。
さすがに僕らは気分が沈み、とあるじゅうたん屋さんに駆け込みました。
息を整え落ちついた頃、なにやら怪しげな日本語が。。。

「お客さん。ジュウタンはイカガデスカ?」
「このジュウタン、いいやつダヨ。」
「どう?カワナイ?」
そこに立っていたのは、170cm後半の民族衣装っぽい服をきた男。
怪しい。とにかく怪しい。
妻に「警戒しろサイン」を目で送りました。
しかし、話していると、
「僕、日本に住んでいたことがある」
「日本語ベンキョウした。」
「へ〜〜〜〜〜」と心が一瞬緩む。
でも、彼は所々に「このジュウタンいいよ」と言う。
まだ怪しい。
コイツ!巧みだ。
めんどくさいことになるな〜と思っていたら、時間が5時を過ぎそろそろ僕らも
カイロの宿へ帰ることに。。。。
あたりは薄暗くなってきた。
ヤバい。僕らは帰りのルートをすっかり見失っていた。
ジュウタン屋の出口でモタモタしていると、あの男が出て来た。
仕方ない。頼るしかない。この怪しい男に。
勇気をだして聞いた。
「あなたは、どこに帰るのですか?」と。
彼は「僕はカイロ市内に帰ります。送ります。着いて来て」と。
怪しいけど仕方ない。同じ方向だと言っている。
妻と賭けに出た。
変なマイクロバスみたいなものに乗った。
辺りはもう暗い。
すると男は語りだした。
「実はワイパーも付いてないバスがあって、危険だよ」
「暗くなったら危ないね」
「僕は日本人が好きだ。みんな親切だった。」
「日本語ベンキョウ頑張った」
「エジプト考古学のヨシムラ先生はここで有名だよ」
「いつも娘が家で待っている」
「日本でベンキョウしたから、日本には感謝している」
!!
最後の言葉が大きく僕らを変えた。
彼の名前は「アリ」。
カイロに着くまでいろんな話をした。
本当に彼が日本に感謝している気持ちが僕らに伝わった。
いつも降りるところよりもだいぶ離れたところまで送ってくれた。
しかも、乗り換えのバスの運転手に
「この人たちカイロのタフリール広場で下ろしてあげて!」と
まで言ってもらった。
僕は、妻とこっそり耳元で話した。
「たぶん。最後にお金!!案内代ぐらい払え!」と言うよ。と。
アリは違った。
「じゃーね。」といって僕らに別れを告げた。
僕らは急にとても暖かい気持ちに包まれた。
彼はお金を催促しなかったのだ。
僕らは感謝の気持ちでいっぱいになり、別れ際にポケットに入っていたお金を
出そうとした。
バス代も彼が払った。宿までの乗り換えバスまで手配してくれた。
お礼をしないわけにはいかない。
僕がお金を渡そうとすると、
彼は
「このお金を受け取るからエジプトがダメになる」
「エジプト人だって、お金の見返りなしに人に感謝するんだと証明したい」
と言った。
なんだかとても僕らが恥ずかしくなった。
今でもあのときを思い出すと涙が出てくる。。。
日本に帰ったらたくさんの人に親切にしよう。
困っている外国人を見つけたら親切にしよう。
日本・沖縄の名にかけて。。。
と誓った。
僕らはアラブを誤解していた。
たまたま出逢った人が良かったからかもしれないが、気がつくと、僕らが会った
アラブ人はみんな優しかった。
みんなテレビでディズニー映画を見ていた。
ハリウッド映画をみてお互い感想を語り合っていた。
誤解していた。
日本のニュースで映されるアラブってどこにあるんだ?
誰がアメリカ嫌いだと伝えたの?
アラブ人のみんなが悪いわけではないよね?
そう思った。
アリさんの姿はもう見えなくなっていた。。。。
気がついたら、アリさんに住所も聞いていない。
連絡先も聞いていない。
せっかく大切にしてもらった人なのに。。。。
知っているのは、カイロから南に50kmぐらいのところにある階段ピラミッド
「サッカーラ」のふもとにあるジュウタン屋さんの店員であること。
彼になんとしても連絡をとらないといけない。
またお礼が言いたい。
アラブの人たちにお詫びがしたい。
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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00
│ 【今日のトピックス】
この記事へのコメント
はじめまして hakuといいます。
素敵な内容に引き込まれてコメント書いています。
この内容を読んで「誤解」をしている人はたくさんいるんだと思います。
hakuもその一人だと思います。
やさしさをお金で売り買いするのが海外では当たり前だと思っていました。
でも、この沖縄も一昔前とは違うと思います。
どこか薄っぺらで どこか社交辞令なつきあいをする
あの おだやかで てぇ~げぇだけど裏のないあったかい人間関係は
どこへ行ってしまったのでしょうか
でも松川さんたちのように広い世界を見てきた方々がその土地に生きる
人間の心を伝えてくれるとそれを私たちはまた本来の優しさを取り戻せる気がしました。
これからも素敵な写真 素敵なブログを書いてくださいね
体調にも気をつけて毎日が幸せな発見にあふれていますように
素敵な内容に引き込まれてコメント書いています。
この内容を読んで「誤解」をしている人はたくさんいるんだと思います。
hakuもその一人だと思います。
やさしさをお金で売り買いするのが海外では当たり前だと思っていました。
でも、この沖縄も一昔前とは違うと思います。
どこか薄っぺらで どこか社交辞令なつきあいをする
あの おだやかで てぇ~げぇだけど裏のないあったかい人間関係は
どこへ行ってしまったのでしょうか
でも松川さんたちのように広い世界を見てきた方々がその土地に生きる
人間の心を伝えてくれるとそれを私たちはまた本来の優しさを取り戻せる気がしました。
これからも素敵な写真 素敵なブログを書いてくださいね
体調にも気をつけて毎日が幸せな発見にあふれていますように
Posted by haku.
at 2007年09月17日 07:32

hakuさん
コメントありがとうございます。
ほんとにhakuさんが仰る通りで、最近の沖縄なんだか変なんですよね。
僕もとてもさびしく感じています。
毎日のひとつひとつの積み重ねが大事だと思い、例えばコンビニの店員さんとかにも「フレンドリーな一言」を心がけています。
外国でも悪いことをする人もいますが、みんながみんながそうではありません。
フレンドリーさは日本がかなわないところがあります。
見習うべきかな?と思っています。
沖縄にはまだまだ残っています。
なんとかして残したいですよね!
hakuさん、また遊びに来てくださいよ。
コメント大歓迎ですよ!
コメントありがとうございます。
ほんとにhakuさんが仰る通りで、最近の沖縄なんだか変なんですよね。
僕もとてもさびしく感じています。
毎日のひとつひとつの積み重ねが大事だと思い、例えばコンビニの店員さんとかにも「フレンドリーな一言」を心がけています。
外国でも悪いことをする人もいますが、みんながみんながそうではありません。
フレンドリーさは日本がかなわないところがあります。
見習うべきかな?と思っています。
沖縄にはまだまだ残っています。
なんとかして残したいですよね!
hakuさん、また遊びに来てくださいよ。
コメント大歓迎ですよ!
Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」@沖縄 主宰:松川
at 2007年09月17日 11:45

はい!笑 ありがとうございます。
Posted by haku.
at 2007年09月17日 22:18
