「地球一周の旅プロジェクト」沖縄

崩れます。(笑)



南米はアンデス山脈に並んであるタテに細長い国・チリのサンチァゴに、

僕らはイースター島から入りました。



チリには特に予定もなく、飛行機が経由する勢いで立ち寄ったのです。



予定は本当に何もたってなくて、チリワインと海産物を食せたら、と思う程度

だったのです。



チリの印象は想像していたものよりずっとキレイで、鮮やかな服を着た人たちが

街を闊歩していたのです。そして、なんと言ってもこれにはびっくり！



カップルが何かとイチャイチャしているのです。

公園の芝生で寝転がり、寄り添う人、キスからずっ〜〜〜〜〜と離れない

ラブラブカップル。それも年齢層も幅広く若い人から年輩の方々まで！という感じでした。

さすがに見ているだけでは逆に浮いたりするので、僕らは手をつなぎました。



そりゃ、日本を代表しているわけですからね。(笑)

謙虚に愛情表現ぐらいはしないとね？日本人らしく。

そんなこんなで街を歩いていると、大通り近くで黄昏れているカップルを発見！






by mokomoko663 "a couple" on Flickr's CC



でも、なんだか今まで見てきたチリのカップルとは様子が変です。



男の人が女性の顔を覗き込んだり、時々、額にキスしては、周りを見回したり、

両手を広げて「どうして？」というようなジェスチャーをしたり。



話はすごい飛びますが、喧嘩している男女ってなぜ額とかにしかキスできない

んですかね？(笑)



話は戻って。



そのカップル、どうやら喧嘩をしているようなんです。

僕らは絶好なチャンスに恵まれました。

低俗ながら、僕らはこのカップルを観察しようという雰囲気になり、さりげなく

、じっくりと見ていました。

滝川クリステルをソバージュにした感じの彼女に、ダスティンホフマンの

若い頃のような彼。



会話はスペイン語なのに、僕らはその二人の動作に合わせて、アテレコをして

実況してみました。



彼： 「あの時はホントに悪かった」

彼女： 「あの人、ホントに友達？」

彼：「そうだってば。友達だよ。」

彼女 ：「じゃぁ、何で夜中に彼女の家にいたのよ！？」

彼：「いや、だから友達だって」



(この会話はフィクションです)



と、僕らは勝手に盛り上がり、3000mを越すアンデスの山を見ながらカップル

観察でその日の昼下がりを楽しんだのでした。



サンチァゴの街はどこに行ってもラブラブカップルで溢れています。

噴水のなかに飛び込むカップルもいれば、永遠に愛を語るカップル。

そして人の会話を盗み聞きして楽しんでいる不謹慎日本人カップル。(笑)



街のなかに自分たちの姿を溶け込ませて風景に馴染ませるという楽しみ方も

外国を訪れた時の醍醐味です。

観光地ばかりではなくて、街にある小さなお店を行きつけにして、お店の人と

会話を楽しむために毎日通うという楽しさ。

これは忘れてはいけません。



もちろん、カップル観察も忘れないでね！

これもある意味、生涯教育？(笑)



でもね。

ラブストーリーってホントに突然崩れるんですよね。

僕らもまさか１ヶ月後にフランスで大喧嘩をするとは思わずに、サンチァゴの

例のカップルを観察していたのでした。



たぶん、フランスで僕らも観察されてたね。

きっと。(笑)