2008年02月12日

「C」と「F」の謎

僕らの旅の失敗談。

たくさんあります。



今となっては笑い話になりますが、失敗しているときというのは、全然笑えません。笑



あれはフランスでのことです。

僕らはパリのクリニアンクール近くの宿に宿泊しました。

駅から本当に近く、とても便利な所で駅の隣には簡単なファーストフードもあり、

でもジャンクではなくて、そのお店と共にとても美味しい場所だったのです。



事件はそのホテルのお風呂で起きました。

僕がシャワーを入ろうと真美(妻)より先に入ることになりました。

脱衣所の鏡で顔のいろんなところをチェックし、顔を洗い、服を脱ぎ、シャワーの方へ

いきました。



季節は真冬。

その日は、シャンゼリゼ通りを楽しく歩いてきた日なので、体も結構冷え、

足も結構疲れていたので、温かいシャワーが気持ちいいだろうなぁ。

とお湯でお風呂に入れる喜びを感じていました。



ちなみに、海外のホテルでお湯が出るというのはちょっと特別なんです。

日本のように、お湯がでるというのはスタンダードではなく、むしろ特別な部屋

という感じがあるのです。

最近では先進国の一部ではスタンダードになりつつありますが、全世界的な

見方をすると、でもまだまだなのです。



なので、フランスの宿で温かい水でシャワーに入れるというのは、とても

嬉しかったのです。

しかもパリの街でキレイにいれるというのは、なんだか気分もウキウキだったのです。



さ、キレイになるぞ〜とシャワーの蛇口をひねろうと思い、手をかけると、

レバーが二つあります。もちろんですよね?



「C」と「F」の謎

by Jono Rotten"Faucet"on Flickr's CC



でも、様子が変なんです。



1つはアルファベットで「C」、もう1つは「F」。



でも、「C」の色が赤く、「F」の色が青い!!!



どちらも小さく、わかりにくく書かれていました。



あれれ、普通「C」は英語でCOLD「冷たい」だよね?

でも、赤い。????



英語は国際語。世界共通なはず。でもここはフランス。



でもでも、「F」は色が青い。



なんじゃこりゃ?

工事の人がまちがったのか?



正直、迷いました。

でもなんか聞いたことがあるぞ。フランスでは逆だとかそんなことを言ってた

ような気がする!



大学の先生がそんなことを言っていたような気がする。。。



でも、一か八かかけてみよう!

文字よりも、色を信じて見よう!と思い。「C」に手をかけ、肩からシャワーを

かぶりました。



「ちょ、ちょわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

「はーはー、ふーふー」

「さみーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」



恐ろしいほど冷たいではありませんか?

っていうか、何も肩から入る必要がなかったんですけどね。

今冷静に考えてみるとそうです。手で確かめればよかったのです。笑



体に激震が走りました!

震えるほど寒い!寒いというか痛い。気温は3℃とかです。

そんな時に冷水ですよ。痛寒い意外に何もありません。



そうです。

後で思い出しました。

フランス語では、熱いことを Chaud !(ショー)、冷たいことを Froid

(フォワ)。英語のCOLDの「C」とはまったく逆の意味だったのです。



あの寒さ。僕が一か八か賭けをしたのが悪かったのですが、あの冷水を浴びた

時はもうそのままシャンゼリゼを走り抜けようかと思いましたよ〜。

(おいおい、それは犯罪、犯罪)笑



しかし、あの事件で僕が学生時代にいかに不真面目だったかが分かりました。

確か授業で先生がそんなことを言っていたような気がしたんです。

フランスの水道「C」と「F」の謎を。



しかも、うる覚えで、はっきり覚えてなかったってことはかなり安易な授業態度

だったのでしょう。



でも、今はバッチリです。体で覚えましたから!笑








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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】