2008年03月23日

ハンバーガー事件再発!

みなさんは「腐ったハンバーガー」を食べたことがありますか?笑



なんて質問だ!と思った方すみません。

僕らは旅先で腐ったハンバーガーは食べたことがありません。

食べて、結果的に腐っていた。ということがわかった。ということはあります。笑



ハンバーガー事件再発!

by rick"my hamburger"on Flickr's CC



いや〜、これが本当にあるんですよね〜。腐ったものを食べてしまうことが。。。

日本人からすると旅でお腹を壊すのは通貨儀礼みたいになっていまして、

ほとんどの日本人がお腹を壊すのです。


僕らもとても印象に残っている事件があります。



あれはぺルーでのこと、マチュピチュへ向かう列車をおりて、マチュピチュの

ふもとの街、アグアスカリエンテスでその事件は起こりました。



4時間も列車に揺られていたせいか、2人はお腹がすいたね!と言って、

何か食べ物を探していました。

街自体はそんなに大きくなく、徒歩で何か食べ物屋さんを探していました。

ランプがいい感じのレストラン、屋台風なお店、バーガーショップ、街には

インディへナが伝統衣装を身にまとい物売りをしています。

まさにアンデスのど真ん中という雰囲気、匂いがしていました。



明日本格的にマチュピチュに登ろう!ということで腹ごしらえをしておかないと

いけません。何かしっかりしたものを食べよう!ということで探したのが、

ハンバーガー屋さん!



しっかりしているかどうかはおいといて、セットが充実していたのです。

セットとは言っても世界的なフランチャイズのあの店ではありませんよ。

その店は本当に個人まりとしたお店で、ハンバーガーの大きさは他より大きく、

飲み物もビックサイズ!しまいには簡単なビスケットまで付いているというあまり

見かけないサービスぶりだったのです。しかも値段が結構リーズナブルで、

節約を徹底していた僕らにはピッタリのお店だったのです。



店の奥から20代前半の女の子が僕らに笑顔でハンバーガーセットを

持ってきました。その子は愛嬌もよく、僕らに楽しげに接客をするのです。

もちろん僕らも愛嬌をふりまき、食事がスタート!ハンバーガーは疲れていた僕らに

エネルギーを与えてくれたのです。



食べていると、妻(まぁーみー)が「なんかこのビーフ塩っぱくない??」というのです。

僕は、学者ぶり「アンデスの牛はやっぱり違うんだよ。きっと。」と言い、そのビーフを

疑いませんでした。



まぁーみーは「やっぱり変だから、はいこれあげる!」というのです!

妻の体力も心配しながら、「ラッキー!」と心でささやき、ビーフをゲット!

もりもり食べました!

スプライトは日本と同じ味!ビスケットもなかなか!

よ〜し明日マチュピチュに登るぞ〜〜〜〜!と誓い、僕らの登山前夜祭は

終わりました。



翌朝、4時45分起床です。温めておいた体力を発揮する日です!

しかし!なんだかお腹が少しごろごろする。朝牛乳を飲んだ感じの緩さだ。

でもこのぐらいは日本でもある。と思い、気合いだ!気合いだ!と

知らないフリをしました。



予定通りマチュピチュは最高!そのとなりにあるワイナピチュにも登り、旅は

最高潮に達してしました。



ですが、お腹のどこかに小さな不安があったのです。

時々トイレに行っては、首がかしげながら出て来たり、その後、標高3500m近くの

高さを誇る街、クスコへ戻り、僕のお腹は高山病で打ち消されました。



食事も喉が通らないほど、僕の高山病はますますひどくなる一方です。

でもあと1日、あと1日すれば、普通の標高ぺルーの首都リマに帰れる!と思い

頑張りました。



リマに着くと、僕の体はもう限界でした。お腹はピークに達し、最悪のコンディション。

20分に一回の割合でトイレに駆け込んでいました。



そう、その時に振りかえりました。食事らしい食事はあのハンバーガー屋さんでしか

食べてない!あの塩っぱいビーフパティ!きっとあれだ!まぁーみーも言っていたあれだ!



僕は大当たり!まみは小当たり!2人とも不安な夜を過ごしたのでした。



振りかえってわかることってあるんです。

お腹がすいていたあまりに、食べることに夢中になり、それがどんな味をしているのか

分からなく、というか痛んでいることを認めたくない自分がいて、あとで腹痛に気が

つくということがあるのです。



旅での腹痛は通貨儀礼だとよく言われます。それがあってはじめて旅だと言う人も

います。食べてみてしか分からないことがあるのです。

明らかに腐っているものは食べませんが、目の前に出されたものは腐ってはいない

のです。食べられて、おそらく、お腹の中で腐るのではないでしょうか?笑



ウソみたいな話ですが、そうとも言えることが本当に起こるのです。



そう言うのも含めて旅ですかね?



ぺルーを出て、1ヶ月後、僕らはヨーロッパ大陸を渡り、アフリカのエジプトにいました。

宿のテレビを見ながら屋台で買って来た夕食を僕が食べていると、

まぁーみーが恐怖の一言。



「この肉、塩っぱくない?」



同じ質問です。



いいかげん、学習が必要ですよね。そうまた起きたのです。

ハンバーガー事件が。。。




帰国して、ときどきまぁーみーと外食するのですが、「塩っぱくない?」

という質問に敏感になりました。笑



みなさんが今日食べたあのお肉、塩っぱくなかったですか? 笑









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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】
この記事へのコメント
こんにちは。
え~、そうなんですか!?
避けて通りたい通過儀礼ですね(苦笑)。
Posted by kick at 2008年03月23日 15:44
通過儀礼は、国によってハードなものとそうでないものがあります。
できれば、少しづつ慣れていくという感じで通過していくほうが
いいですよ!
Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」@沖縄 WTPO主宰 : 松川夫婦「地球一周の旅プロジェクト」@沖縄 WTPO主宰 : 松川夫婦 at 2008年03月24日 06:28