2008年05月08日

もぎ取られたカーコンポ

ビックリ仰天の防犯方法を見たことがあります。



あれはペルーでのこと。チリのサンチャゴから憧れのマチュピチュへ向かう

ためにリマに入った時のことです。

僕らは何日も前から予約を入れていた宿に空港から向かうことになっていました。

空港に迎えにきてくれたのはその宿のオーナーさんPさんでした。



初めてのぺルー。僕らの気持ちはワクワク、ドキドキでいっぱいでした。

Pさんには、空港から宿までのリマ市内を見せてもらいました。

大きな幹線道路を通り、僕らがこの街をどんな街かを把握してきたころで

Pさんの送迎は終わりに近づいていました。

宿の近くに着き、ふと安心したちょうどそのとき!Pさんが驚きの行動に出たのです。



もぎ取られたカーコンポ

by beggs"IMG_0124"on Flick's CC



なんと!車の運転台に付いているカーコンポをもぎ取ったのです!!

手で鷲掴みにして、ほんの一瞬でカーコンポはもぎ取られました。

取られた場所には、すっぽりと穴があいています。

車のハンドル装置が裸になりむき出しになっています。

ビックリしましたね〜。ホントにビックリしました。

誰だってその後、質問すると思います。「どうして?もぎ取るの?」って。

そうです。僕もPさんに聞きました。



するとこれまたびっくり!「車にいろいろ乗せておくと盗まれるんだよ」

という言葉が帰って来たのです。

だから、あーやって車を離れる度に、カーコンポをもぎ取り人目のつかない

ところに隠し、防犯する。ということなんですね。

外からみて、明らかに金目のものがあれば、それはターゲットになるそうです。

「特に日系人の車なんかは狙われるんだよ。」とも言っていました。

しかし、可動式のカーコンンポは初めてみましたね〜。初めっからもぎ取られ

るようには作られていないので、もぎ取られた後のカーコンンポはそれこそ

裸にされた人みたいにしていました。



そして、また走る時は、元に戻るわけです。



しかし、そうやってまで防犯しないといけない社会ってどうなのでしょう?

よその国のことだと思ってぼーっとしているといつのまにか僕らの周辺も

そうなっている可能性だってありますよ。

そうなって欲しくないものです。



もしかしたら、もっと立ち悪いかも。。。



だって先日行ったATMの周りにあった「振り込め詐欺」の警告チラシ。

あれって異常だよ。



どうしたニッポン。









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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】