2008年07月21日

理屈っぽい外国人から学べ!

僕にはフランス人の友だちが何人かいますが、彼らのコミュニケーションの

取り方が大好きです。

一概にそうとは言えませんが、彼らは「討論好き」なんです。

どうでもいいことを真剣に討論したりします。



理屈っぽい外国人から学べ!

by malias"Cherchez La Femme"on Flickr's CC



こないだなんか沖縄料理は何故こんなに脂っこいか、なぜ沖縄の人は沖縄そばが

大好きなのかを延々と話しているのです。



「アジア文化の影響を受けて、むしろ東南アジアとの交流を盛んにしていた

沖縄だからきっと泡盛にあわせてその料理法までものが流れてて来て、

その証拠に「チャンプルー」という言葉は泡盛伝来以前の文献には見当たらない。

だからやっぱりそうなんだよ。東南アジアの暑い地域に比べて、そこまで暑くない

のにこんなに脂っこいものを食べるのはどう考えても変だよ。脂っこいものは

外来なんだよ。だからメタボリックが増えたんじゃないのか?アメリカの食文化の

せいになっているけど、実はメタボリックの前兆は東南アジアの食文化が作ったん

じゃないか?そう思うよ。」



という具合に激論です。



でも結局出た答えは

「好きなんだよ。みんなただ単純に好きなんだよ。沖縄料理が!あ〜、美味しい。」

となんとも無惨な結果です。笑



でも、このつべこべ感が僕にはたまらないのです。どんなものにもケチをつけるし、

どんなものにでも歴史的背景を強引にくっ付けて来て、あたかもそれがまるで論文で

紹介されているかのような口調で話続けるのです。

おそらく慣れていない人には苦痛でたまらないと思います。



実は僕も初めのころは苦痛でした。名護の動物園にいっただけなのに、園内で

激論していて、結局4時間もかかってでてきたのにはびっくりというかクタクタ

でした。笑

でも、大学で専攻していたフランス語の先生の一言が僕を救います。



「フランス人って、激論して会話を楽しむんです。大事なのは結果ではありません。

話ている過程のなかで生まれてくる新しい発想が大事なのです。」



ほほ〜。なるほど〜〜〜。と思いました。

それから彼らの会話をよく聞いていると、そんなことばっかりです。

人のあげ足をとりながら進む会話。人をバカにしているような、でもとても

理論的な考え方。とても勉強になりました。体験という名の勉強です。

それからです。僕ら夫婦のつべこべに拍車がかかったのは。。。



一時期、スーパーで牛乳を選ぶのに10分討論したということもあります。笑

日本の社会保障の話なんかになると、1日あっても足りません。笑

でもね。さすがに毎日やっていると、生活が回らなくなってくるのです。

なので、生活の一部はアメリカの超合理的なところを見習って、スムーズな

流れに収めています。笑

僕らがフランス人の会話から学んだことはそういうことなのかもしれません。



イタリア人から学んだこと。アラブ人から学んだこと。ポリネシアの人から学んだ

こと。他にもいろいろありますが、それは次回にしたいと思います。

クドくなるので。。。笑








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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】
この記事へのコメント
こんにちは、

私も時々、フランス人になります。
討論、なんでも良いことなのにしてます。

反省しながらですが?

結構おもしろがってしてます。
我が師匠ももしかして
フランス人的です。その影響かも?
は、は~です。
Posted by 宝です~。 at 2008年07月21日 14:08