「地球一周の旅プロジェクト」沖縄

地球一周の旅をしているといろんな決断を迫られている人に出会うことがあります。



「そろそろお金が底をつきそうだ。一時日本帰国か？」という人。

「彼女さんが帰って来てと言っている。やっぱり帰るべき？」という人。

「ここまできたらケニアに行くしかない。もう二度目はないし」という人。

「目の手術をやっておくべきかどうかかなり迷う。どうしよう？」という人。



？？？？？？　目の手術？？？？？？




by Ali Smiles :)"Blue Eyes"on Flickr's CC<br>



そうなんです。これが結構いるんです。特に南米にいくといるんです。

だいたい南米にいくと、みなさん必ずブラジルには足を伸ばすんですけど、

え？目的？そ、そう。やっぱりイパネマの海岸でしょ。サンバ。ボサノバ。

コルコバードの丘でしょ。ブラジルといえばコレ！みたいなものばかりで別に

間違っていないのです。



でも、中にはかなりコアな目的でブラジルを訪れる人がいます。それが。。

「目の手術」なんです。生まれつき視力が悪くて、これまで20年近くずっと

視力に悩まされてきた人。何をやるにもメガネ、コンタクトが離せず、神様に

お願いするとしたら「視力だけはどうにかして欲しい」という人が視力回復をかけて、

ブラジルを訪れるのです。



なぜ、ブラジルか？って？それは何と言ってもこんな理由があるのです。

「安い！」「なんとお値段50,000円前後！」「超特価！！」

凄いですよね？日本だとひと目数十万円するそうですよ。しかも、手術の後、

結構通院もしないといけないし、何度も何度も手間もかかるそうです。

でもブラジルの場合は、特に大きな変化がない限りその日で終了！という手軽さ。

しかも安い！ときたら。視力の悪いみなさんは神様に救いの手を差し伸べられた

という感じなんですね。



実際に手術を受けたことのある人の感想も聞いて見ました。

「なんか虫歯が無かった時の歯科みたい」「本当に見えるようになった」

「今までなんでこの手術受けなかったんだろう。待ってて損した。」

という声が聞けるんです。手術を受けた人はね。



でも、これから受けるという人の声は、「どうしよう。本当に治るかな？」

「日本でのほうがいいかな？本当に大丈夫かな？」「お医者さんって大丈夫よね？」

という葛藤の中にいるのです。



僕らがぺルーで会った千葉県出身のKさんも悩んでいる人の一人でした。

でも、目が治ることの世界の広がりを考えたら、思い切ってみるのもいいかも！と

言っていました。

必ずいます。視力回復手術遠征の方が。ブラジルへの旅に併せてです。

僕は視力がそんなに悪くないので、その治したいという人の気持ちを100％分かる

ことができませんが、それはやっぱりもの凄い決断になるようですね。



え？結局、Kさんはどうしたのかって？笑

帰国して、千葉県のKさんが沖縄にカナダ出身の彼を連れて遊びにきたんです。

リゾートホテルで待ち合わせて再会しました。

彼女の目はナチュラルな輝きをしていました。

よかったね。Kさん。