2008年08月28日

目を開こうよ。僕ら日本人!

先日、ネットで見たニュースに感激しました。

日本の企業、住友化学が作った蚊帳がアフリカで売れているというのです。

詳しいことはネットで検索に入れていただけると分かるのですが、ここで

大事なのは「やった日本の企業!大成功!」ではないのです。

僕が感動したのは、もはや日本では見向きもされなくなった「蚊帳」が

こんな時代に役に立つという点です。



前にも話しましたが、日本にはモノが溢れています。

地球のいろんなところを比べながら見ているとそういうことがはっきりと

見えてくるのです。僕らも旅の途中、アフリカでやっぱりマラリア対策をしました。

蚊に刺されないというとても基本的なことを旅の途中で意識し出すのです。

これまで考えもしなかった蚊を媒介する病気。日本では近代化とともに発病する

ことがとても減りましたが、それは僕らの先輩たちのおかげなんですね。

今も蚊に刺される病気に悩まされる国だってあるわけです。



旅の途中、マラリアを意識した時、蚊帳があると少しでも防げるのではないか?

と何度も思いましたが、ここは実際に行動を起こしたもの勝ちです。

住友科学さんは、蚊帳の事業を「社会貢献」の1つとしていて、自ら持つ技術を

うまく蚊帳に取り入れ、自社をアピールしているもののしっかり売り上げは

学校建設などに使っていくというのです。



なんて素敵なんでしょう。あの住友が!というのはもちろんありますが、

でもそれを思いついた人?チーム?のヒラメキが僕は凄いなと思いました。

住友に見習って身の回りのものでもしかしたら海外の国で役に立つものって

何かあるんじゃないか?と考えて見ました。すると結構ありますよね?

それは使い古しのユーズド品を!ということではありません。そう言うことで

なく、僕らが普段当たり前のように使っていても、海外で大きな貢献を生む

ものということです。物理的なものでもありません。考え方もそうです。



もともと日本人が持っていた「もったいない」という概念もそうです。

今、エコの現場でとても活用されていますよね?そういうことも含みます。

さてさて何があるか一緒に探してみましょうよ。きっと何かいいものがあるかも

しれません。スペインのアラゴン州サラゴサで2008年の9月14日まで行われて

いる国際博覧会「サラゴサ万国博覧会」で注目された「日本の打ち水」のような

僕らにとっては目からウロコ的な発想、発想というよりヒラメキが必要なのです。



あ、でも、もしかしたら海外が今どういう状態なのかを知る必要があるかもしれ

ません。



さぁ、みなさん一人一人の目を見開いてください。誰かを救えるかもしれません。



目を開こうよ。僕ら日本人!

by theogeo"nevus — june 4 (day 35)"on Flickr's CC











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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】