2008年10月17日

心が豊かになる映画

先日、いつもお世話になっている桜坂劇場からお誘いがあり、映画の関係者試写会へ

行ってきました。



タイトルは「Into the wild



まさに旅を愛する人が好むタイプの映画です。細かい映画の情報は専門のサイトに

任せるとして、ここでは僕が映画を見ての感想というか見どころをだらだらと書いて

みたいと思います。



まず、最初に目に飛び込んでくるのは主人公の服装です。

バックパックを愛する人にはぴったりのスタイルで、ジーンズに長袖のTシャツ、

丈夫な靴に目立たない色の服、髪はボサボサ。防犯の観点からも彼のスタイルは

僕らからみてもとてもパーフェクトに近い状態です。そして旅をしながらつけている

旅行記は一人の人間がどんなことを考えて、ものごとをどんなふうに受け止めている

のか?ということを記録に残す、この世界で立った1つの最高傑作な物語になって

いきます。



あ、すみません。僕はここで映画の内容には触れません。

無駄な情報があると本当の映画の楽しさを感じられないからです。



心が豊かになる映画

Copyright "MMVII by RIVER ROAD ENTERTAINMENT



話戻って、この映画は非常にリアルな旅人を描いています。彼がやることなすこと

旅したことのある人にしかわからないことばかりなのです。旅行というよりも旅を

好む人のスタイルをとてもスムーズに表現しています。

特に北欧から来た2人組の男女、彼らのノリの表現のパートです。まさにあの部分が

北欧の人が南に来た時の「サウスハイ」です。南の島などで北から来た人に会った時

に体験すると思うのですが、彼らのテンションと開放感はあ〜いう形で現れます。

女性がほぼ全裸になっているところなんかがそのまんまです。そして、英語の発音が

悪いにも関わらず、ノリで話そうとする部分は実際に接したことのある人にしか分から

ないものだと思います。



旅というフィルターを通した見どころは、ここでは語り尽くせないほどあります。

この続きはミクシーの中の交流ででも語りましょうか?そのほうが深く話せると

思います。



さて、「この映画見た方がいい映画ですか?」と聞かれることが必須なので、答え

としてだしておくべきかと思っています。

正直、上映時間は長いです。でもその長さは長旅で何事にも時間がかかってしまう

「待ち時間」に似ています。まるで映画のなかで旅しているかのような気持ちになる

のです。なので、長旅経験者、長い旅に憧れてこれからやっていみたいという方には

マストだと思います。この映画が旅心に再び火をつけてくれると思うし、長旅の

リハーサルになること間違いないわけです。



さらに、ここが肝心です。

映画には僕らに向けてのメッセージ「生き方のヒント」が隠されています。

物が溢れ過ぎるこの時代、この国に生きる僕らが見失おうとしていることの大切さを

思い起こさせてくれます。



今の自分に満足していない人、これからもっと心豊かに生きたいと望む人には見て

後悔しない映画となること間違いないでしょう。



ハリウッド映画にはない映画の良さ、ツアー旅行ではできない旅の充実感を皆さんとも

分ち合いたいです。



上映は明日からです。




「イントゥ・ザ・ワイルド」上映日程



桜坂劇場

■10月18日(土)〜11月7日(金)

■13:00/16:20/19:50

※10/26(日)は19:50の回のみ上映

※11/1(土)、2(日)は休映




沖縄市民小劇場あしびなー

■11月10日(月)・11日(火)

■13:15/16:15/19:15








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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】