2008年11月20日

訪れるべき香港

香港というと、日本では何故か「韓国」と間違う人がいたりしますよね?



全然違いますよ。香港とは南シナ海の北側にある235の島々からなるエリアのことを

さします。

過去の戦争に巻き込まれ、イギリスの植民地でしたが、1997年に中国に返還された

ところです。

なので、今はどちらかと言うと、中国寄りな場所なのです。

ですが、イギリスの植民地時代の名残を忘れることができず、西洋風な雰囲気も

まだまだ残っています。



東洋的でありながら、でもどちらかというと西洋的。かつとても開放的な感じがします。



僕らももちろんこの場所を地球一周の時に立ち寄ることになったのですが、正直、

あまり期待していませんでした。というのは無理もないです。



世界各地の歴史的建造物を見て回り、歴史の長いものばかりを見てきたので、香港の

歴史の浅さと比べてしまい、落胆するのでは?と思い「あまり期待しないようにしていた」

といったほうが適切だと思います。



訪れるべき香港

by LuxTonnerre"HongKong_2006-09-22_25_1076.jpg"on Flickr's CC




でも、僕は一度見てみたかったのです。

噂には聞いていました。とてもパワーのあるところだと。

総面積は東京都の2倍。繁華街はどちらかというと那覇市内よりも少し大きいかな?

という具合で、でも世界都市の1つなんです。

そこには沖縄も世界都市になるヒントが隠されているような気がしたのです。

世界中の銀行が集まり、東アジアと東南アジアをつなぐ中継地、さらに世界中の貨物が

運ばれてきている貿易港。さらにさらに映画産業などが定着し、映画にも「香港映画」

というジャンルも確率しているというとても魅力的な街なのです。



本当に正直そこまでとは思っていませんでした。

文化ミックスはそこまで街を成長させるのかと思うぐらいそのパワーに圧倒されます。

言葉も英語、中国語、日本語と結構使われていて、そこにいる人たちがどれだけ目が

世界を見ているかを見せつけられるのです。



街を散歩していると、とても興味深いものがあります。それは英語と中国語のミックス

された表記です。「Central」というエリアは「中環」とあり、僕ら日本人にも漢字で

とてもダイレクトに意味が入って来るし「Peak Tram」が「山麗駅」と訳されているのを

みると、漢字が醸し出す雰囲気の良さを思い出させてくれたりもするのです。



歴史的な背景がそうさせ、強引な英環境だったのだと思うのですが、でもこの時代にも

なるとそれは優位に展開するんだな。実感させられるのです。



20代の青年たちはほとんど2カ国語で話します。自分たちの街が世界を代表する街で

あることをとても誇りに思っています。そこから彼らの自信も溢れています。

でも、製品のクオリティを見ていると、まだまだな所もありいろんな国に追いつこう

という一生懸命な姿勢がみられてとても微笑ましいのです。



よくショッピングの街として知られていますが、ショッピング以外で楽しめる知識の

広さをもっと持ちたいですよね?

旅モチベーションのとても大切な要素だと思います。



すみません。散々、香港を褒めまくりましたが、何と言っても一番いいのが、世界中の

航空会社が香港へリンクしているところです。

旅人には最高な条件が整った場所でもあります。



香港。そこは広大な土地がある場所ではありません。

でも世界中の人・モノが集まる文化の坩堝です。言葉が混在していてより国際的という

点で日本人に、街の規模に対する発展の可能性から言うと沖縄人の僕にとって、とても

ジェラシーな場所なのです。



一度は訪れるべき香港なのかもしれません。









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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】