2009年02月20日

僕たちの失敗

最近、僕らの周りで具体的な地球一周旅行計画を立てている人が多く、なんだかとても

ワクワクしてしまいます。



いろんな質問があるなか、意外な理由で悩んでいる人がいることに気がつきました。

それはとても意外ですよ。本当に意外です。



「家族が理解してくれない」「彼氏、彼女がダメって」というのです。



意外だとは思いましたが、でもよく考えてみるとそうですよね?



一番大切な存在だからそうなのかもしれません。



「理解が得られなくてどうしようもない。断念を考えています。」という人もいる

ほどで、そんな悩みを聞くとびっくりします。それでもきちんと相談にのります。



僕たちの失敗

by tanakawho"Couple in autumn"on Flickr's CC




さて、僕らの場合ですが、僕らは100%親に伝えないで渡航しました。というのは、

僕らが出発したのは妻ともども30歳を超えていたんですよ。

子供じゃあるまいし、ということで、妻は「伝えて行こうよ」といったのですが、

僕が楽観的に「いやいや言わずに行こう〜!」ということになったのです。



すると。やっぱり問題が発生しました。



僕らが地球一周の旅に出た時は、ちょうどスマトラ地震があったのです。

あれだけの自然災害、日本のニュースでは波が地球を4周したとかしないとか、

日ごとに被災者が増えていくという状況。しかも妻は大の海好き。

親は心配して、外務省に問い合わせるという終いになり、親戚の間でちょっとした

騒ぎになったのです。



アルゼンチンのブエノスアイレスにいたので、ひとまず親に電話。国際電話で

説教されることになり、撃沈。。。。



親が心配していました。僕からすると、こんなことで心配していたら、どこも行けない。

治安を心配するなら、極東アジア情勢の景況でカデナ基地の近くに住んでいる沖縄県民

のほうがよっぽど危険だぁ。と考えるぐらいなので、何とも思っていませんでした。



でも、今はまるっきり逆のことを言います。

自分たちの子供を持って気がついたのです。遅咲きですが、親が子を思う気持ちを深く

知ったのです。



どのぐらいの深さかはここでは触れません。想像におまかせします。笑



みなさん。渡航される時はきちんと親、または大切に思ってくれる人にきちんと

行き先を伝えましょう。



言われなくても分かる!って?笑



妻は行き先を伝えることの重要さを知っていましたが、僕は少なくてもそれを軽視して

いました。今更ながら、理解力がなかったせいか今頃になってしまいました。



これは僕の人間的な力不足ですね。反省しているのです。

僕の失敗なんですけど、僕たちの失敗になってしまいました。



ですが!失敗があるから進化できるんです。

僕らはただ転びません!せっかく転んだなら、チャンスにしよう!という勢いで立ち

上がります。



親に心配させないグッズ。渡航グッズが時代とともに進化しています。

僕らが渡航した時にはなかったものが登場しています。



世界中、どこに行ってもいつでも空が見える範囲であれば、連絡がとれるキャリア。

毎日、安否を確認する方法。しかも無料で。

最悪の場合の対処方法。もちろん国によっても違いますが、僕らは帰国後、僕たちの

失敗を活かし、反省して、研究に研究を重ねました。



大切な人に渡航を伝えるのは前提です。いろんな人にその方法を学んで欲しいのです。



僕らのように失敗はしない渡航をしてください。



日本の技術というのは素晴らしいです。



日本に生まれたことに感謝しなくてはいけません。










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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 07:00 │ 【今日のトピックス】