2007年06月25日

中南米のサポーター

File No.1 「真壁由香(まかべ ゆか)」



中南米のサポーター



今回紹介するのは「真壁由香」さんです。

真壁さんは1994年に沖縄にやってきた島が大好きな人で、ここに住んで

もう14年になります。現在はヒスパニック文化センターの代表も務めています。

大学時代にスペイン語を勉強していたこともあり、「スペイン語を続けたい!」

という想いがヒスパニックセンターに出逢うきっかけになりました。



そもそも「ヒスパニック」って何?「あまり聞き慣れない言葉だね」と言う人が

多いと思うので、ここで少し説明しておきましょう。



「ヒスパニック」

これは、メキシコやキューバなど中南米のスペイン語圏諸国から海を渡る

移民とその子孫をさします。近年増加傾向にあって、アメリカなどでは、

2003年現在、4000万人のヒスパニックがいて、アメリカの人口の13.4%を占め、

「将来のアメリカを担う」とも言われるほどの少数民族です。



「ヒスパニック」は人種を指すのではなく、自分あるいは先祖がスペイン語系の

ラテンアメリカ地域出身であるかどうかというアイデンティティの概念。なのです。

ま、簡単にいうと、「自分はヒスパニックであると思う」という気持ちがある人は

「ヒスパニック」というわけです。(簡単に言い過ぎたかな?)



「ヒスパニック文化センター」は1994年に設立され、昔、沖縄から中南米などに

渡ったウチナ〜んチュたちの子孫らを受け入れている県内の自治体をお手伝い

する形で技術研修をし、僕らの沖縄の未来のために交流を深め続けている団体です。



真壁さんは2005年から代表を引継ぎ、今も研修生たちの面倒を見てくれています。

これまで、ボリビア、ブラジル、ぺルー、アルゼンチン、(ハワイ)などの研修生を

受け入れ、日本語、日本・沖縄文化を教え、それぞれの専門技術環境を整えてきました。



一番嬉しい瞬間は、研修生がそれぞれの国に帰国し、勉強した日本語で

連絡をしてきた時だそうです。

日本語が上達して帰国する研修生の後ろ姿が頼もしく彼らと沖縄を繋いで

くれそうな気がするとか。。。



真壁さんは、これからも温かい目で世界のウチナ〜んチュたちを見守って

くれるはずです。とても大切な役目ですね。



そうそう、来月はボリビアから、読谷村に研修生がくるそうです。

僕らも何かお手伝いができればいいですね!



というか、硬いこと言わず、まずは歓迎BBQとかセルベッサ(ビール)で

乾杯といきたいところですね!みなさんもいかがですか?



いつか中南米に旅してみたい!と思っているあなた? スペイン語を覚える

チャンスですよ! 



旅の予習いかが?















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Posted by 「地球一周の旅プロジェクト」 沖縄 主宰 : 松川 守 at 18:04 │【地球友達ファイル】